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コエンザイムQ10(CoQ10)の効果効能、コエンザイムQ10(CoQ10)のチカラ

旭化成N&P株式会社白老工場北海道白老町(しらおいちょう)。洞爺湖サミット開催で注目される胆振地域に位置する人口およそ2万人の小さな町。豊かな自然に囲まれ、人々は環境と共生しています。

この北の地に今注目のサプリメント原料、コエンザイムQ10の生産工場があります。煙突と水蒸気が目印の旭化成N&P株式会社白老工場。美容や健康増進、アンチエイジングの代表格ともいえるサプリメントの原料がここで製造されています。

今やスキンケア用品や健康飲料水にも含まれ、日本のみならず、世界規模で市場を拡大し続けるコエンザイムQ10。全世界に広がるコエンザイムQ10の原料は、サプリメント大国アメリカでは、2007年の使用量が、2001年の2.5倍を超え、現在も延び続けています。

コエンザイムQ10の効果効能を検証

コエンザイムQ10の名称の由来

enzyme(酵素)に、co(補う)が付いたもの、それが[coenzyme]コエンザイム。[Q]は物質の化学構造であるQUINONE(キノン)の頭文字。コエンザイムQには6から10が存在し人で見られるもののほとんどがコエンザイムQ10。enzyme(酵素)+ co(補う) + QUINONE(キノン) + 10

サプリメント原料として知られているコエンザイムQ10ですが、私たち人間の全身の細胞、およそ60兆個全てに含まれています。もちろん、他の動植物全てにも含まれています。補酵素の一つで、私たちが体内でつくっているエネルギーのおよそ9割に関わっています。コエンザイムQ10がないと、私たちの体は充分に働くことができません。別名ユビキノンと言い、"どこにでもある"という意味のユビキタスから来ています。

コエンザイムQ10は、人間の全ての細胞に含まれるため、皮膚にも存在します。コエンザイムQ10を肌に塗ると、シワを減少させてくれる報告があります。(バイアスドルフ文献)さらに、細胞の中のDNAや肌のみずみずしさを保つヒアルロン酸の生成量を増加することもわかっています。紫外線によるコラーゲンの分解を防ぐ効果もあります。

コエンザイムQ10は20歳をピークにどんどん減っていくコエンザイムQ10は20歳をピークにどんどん減っていくんです。 心臓のコエンザイムQ10は40歳代で30%減り、80歳では半分以上減っていきます。だから、コエンザイムQ10は、中高年の方にこそ必要だし、アンチエイジング効果を発揮するサプリメントといわれている所以です。

食物からも摂取することももちろん可能です。しかし、その場合に一日で摂取できる量はおよそ5mg程度です。文献で有効性が確認されている1日に必要とされているコエンザイムQ10の量は、およそ60~100mgといわれています。食べ物の中で最も多くコエンザイムQ10が含まれているイワシでさえ、60mgのコエンザイムQ10を取るには、約1kg摂取しなければなりません。牛肉では約2kg。ブロッコリーは約9kgに相当します。

コエンザイムQ10(CoQ10)の効果効能、人のチカラ

コエンザイムQ10の歴史

1957年、コエンザイムQ10は牛の心臓から発見
1957年
コエンザイムQ10は牛の心臓から発見
1974年、アメリカ国内でサプリメントとして販売開始
1974年
アメリカ国内でサプリメントとして販売開始
1990年、日本国内で医薬品として使用開始
1990年
日本国内で医薬品として使用開始
2001年、日本国内で食品として使用開始
2001年
日本国内で食品として使用開始
2004年、日本国内で化粧品として使用開始
2004年
日本国内で化粧品として使用開始
2007年、国際学会が開かれる
2007年
コエンザイムQ10の発見から50周年、国際学会が開かれる

コエンザイムQ10の国際学会国際学会コエンザイムQ10は1957年、牛の心臓から発見されました。その後、世界中でさまざまな研究がおこなわれ、アメリカでは、1990年頃から原料にコエンザイムQ10を使用したサプリメントが販売されています。一方、日本では医薬品として1974年(昭和49年)に使用され始め、食品として使用ができるようになったのは、アメリカから遅れることおよそ10年、2001年の4月でした。2004年には、化粧品としても認可がおり、一般消費者の認知度もさらに上昇ました。

そして2007年原料としてのコエンザイムQ10発見から50周年を迎え、11月には神戸で5回目の国際学会が開催されました。参加者は約300人。他のサプリメントで国際的にこれだけの規模の学会はありません。

こだわりが育てる「安心・安全」なコエンザイムQ10

こだわりが育てる「安心・安全」なコエンザイムQ10旭化成では、「トウモロコシ」などの植物由来の原料を使い、微生物発酵によりコエンザイムQ10を製造しています。また遺伝子組み換え技術も利用していないなど、高い「安心・安全」をお届けするために様々な工夫をしています。動物由来の原料は全く使っていません。コエンザイムQ10の製造はまず試験管から移されたフラスコで、コエンザイムQ10を作ってくれる微生物を沢山育てることから始まります。シェイクすることによって空気を充分に与えることができ、元気な微生物を育てることができます。シェイクが終わるとフラスコの中身は葉緑素により茶色から緑色に変化していますが、これは微生物が植物と同じように葉緑素も生産しているためです。

次にフラスコで培養された微生物をさらに培養タンクで育てていき、そこから原料となるコエンザイムQ10 のみ抽出していきます。さらにタンクで精製作業が行われ、コエンザイムQ10が結晶となります。タンクのある部屋は、空気を中から外へ常に押し出す仕組みになっており、外部から異物が入らないよう工夫がされています。タンクで乾燥を終えたら、粉砕作業です。黄色の光沢の結晶が袋にたまっていきます。しかしこれで完成したわけではなく、出荷される前に各項目ごとに専属の検査員による厳しいチェックが行われます。精製された原料のうち純度99%以上のもののみを出荷するのが工場のポリシー。工場一体となって品質管理を行っているそうです。

コエンザイムQ10が出来るまでの道程

1.スタート
植物由来の原料を用い、微生物により発酵させる方法でコエンザイムQ10を製造

2.培養
フラスコで培養し、さらにタンクで培養した後、コエンザイムQ10 のみを抽出

3.精製
タンクで精製作業が行われ、コエンザイムQ10が結晶となる

4.粉砕
タンクで乾燥を終えたコエンザイムQ10を粉砕する

5.分析
専属の検査員による厳しいチェックが行われる

6.完成
純度99%以上の高品質なコエンザイムQ10が工場から出荷される

 

コエンザイムQ10(CoQ10)の効果効能、真・新のチカラ

原料として活躍の場を広げるコエンザイムQ10

右がコエンザイムQ10の原料粉末、左が水溶化タイプのコエンザイムQ10コエンザイムQ10は、無味無臭で、水に溶けにくく、油に溶けやすい性質があります。油に溶かしたソフトカプセルタイプが多いのですが、ハードカプセルタイプ、タブレットタイプなど様々な商品が出されています。最近では、ドリンク、ゼリー、お菓子等、一般食品にも使用されるようになりました。これまで取り組んだ水溶化の共同研究により、コエンザイムQ10はサプリメント原料として活躍の場を広げています。

さらに近年、コエンザイムQ10には抗酸化作用があることがわかってきました。 抗酸化というのは、身体を錆びさせない力です。身体が錆びてしまえば、水道管の中がさび付いて水の流れが悪くなるように、血管が詰まりやすくなり、動脈硬化など、様々な病気を引き起こす原因になります。

実験:コエンザイムQ10が競泳選手のコンディションに及ぼす影響
実験方法

旭化成は筑波大学との共同研究を行い、その新のチカラを追求してきました。大学の競泳選手の合宿中で、コエンザイムQ10を飲んだ選手と飲まない選手との比較を行いました。

コエンザイムQ10が競泳選手のコンディションに及ぼす影響
実験結果

大学の競泳選手の合宿中で、コエンザイムQ10を飲んだ選手と飲まない選手を比較した結果、飲んだ選手は練習後の疲労が軽減し、翌日の乳酸値および疲労の指標であるLDHが減少していました。身体が疲れないということは、次の日も良いコンディショニングでトレーニングができる上、試合への不安材料が減り、良い状態で試合に臨むことができました。

コエンザイムQ10を飲んだ選手は練習後の疲労が軽減し、翌日の乳酸値および疲労の指標であるLDHが減少

日常的にハードなトレーニングを行っているような競技者では、コエンザイムQ10摂取により疲労が軽減したり、生体の酸化を抑える可能性が考えられ、良いコンディションでトレーニングに打ち込むことが可能と言えるでしょう。

一般の方々にとっても、コエンザイムQ10は年齢や病気等により減って行きます。一般の方々が、生活習慣として運動を実施しながら、併せてコエンザイムQ10を摂取することは、日々の体調維持と向上のための有効な手段と言えるでしょう。