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すいおう(甘藷若葉末)の効果効能、すいおう(甘藷若葉末)のチカラ

甘藷若葉(サツマイモ)畑ハートの形をした可愛らしい葉をつける『甘藷』。甘藷とはサツマイモのこと。日本では、中国から沖縄、そして鹿児島へと伝わり、日本全国に広がったサツマイモ。日本人に永く愛されて、親しまれてきた味です。

サツマイモの葉と茎の部分を指す『甘藷若葉』は、強いエグミと青臭さから、あまり馴染み深い食べ物ではありませんでした。しかし、阿蘇の大地が育んだ、新品種のサツマイモ「翠王(すいおう)」の茎葉は、味も良く、栄養価も高いものとして注目を浴びています。さらに最近の研究で、生活習慣病を含む、現代人を悩ませる様々な症状にも効果を発揮することが明らかになりました。

雄大な自然の中で、経験豊かな人々の手によって守られ、育てられる瑞々しい"みどり"の葉。トクホの許可取得件数、国内ナンバーワンを誇る東洋新薬の独自素材、『翠王(すいおう)』の魅力に迫ります。

雄大な自然が育む翠王(すいおう)

甘藷若葉、サツマイモの葉と茎熊本県阿蘇地方。火山地帯特有の名水と、国が指定する天然記念物の原始林がいまなお残る、自然豊かな場所です。この地方に、甘藷若葉『翠王(すいおう)』を栽培する圃場があります。この辺りの土は火山灰土を多く含み、黒くてホクホクしている土壌から、『黒ボク土壌』と呼ばれています。

農家を営む中尾澄夫さんは農業暦40年のベテランです。さつまいもづくりに適した気候と、良い土がこの阿蘇の地にはあります。もともと何年も前から、この地ではさつまいもが作られてきました。中尾さんはそのノウハウを活かして翠王(すいおう)を栽培しています。 収穫の時期である夏から秋にかけては、内陸性気候の影響で、朝と夕方の気温が低下します。この寒暖の差も良質な翠王(すいおう)をつくるのに必要です。300枚近い圃場が存在する東洋新薬有機圃場の総面積は、およそ100ヘクタール。これは、東京ドーム約40個分に相当する広さです。いくつもの畑で、翠王(すいおう)づくりはおこなわれています。

すいおう(甘藷若葉末)の豊富な栄養素

トマト、ホウレンソウとの栄養素比較すいおうの栄養素を100とした場合のグラフです。すいおうはホウレンソウよりもカルシウム、カリウムなどの栄養素を多く含んでいることがわかります。トマトと比べると、ビタミンB2約8.5倍です。また食物繊維など、現代人に不足しがちな栄養素も豊富です。

通常の甘藷若葉はエグミがあって青臭いのに比べ、翠王(すいおう)は味がよく、栄養価も高いとされています。そして黒ボク土壌の土は軽くて水はけがいいため、作物が自ら栄養を作り出そうとし、その結果味が良くなるのだといいます。

鮮やかな翠色をした葉の美しさから、翠の王様『翠王(すいおう)』と名づけられた新品種のサツマイモ。その『翠王(すいおう)』の開発に関わったのが、「すいおう博士」の異名を持つ、農学博士の吉元さんです。『翠王(すいおう)』が生まれたのは九州沖縄農業研究センター。ここは、九州・沖縄地域の農業発展のため、農業に関わる幅広い分野で研究をおこなっている施設です。

もともと、さつまいもづくりが盛んだった九州。さつまいもは、1700もの品種や系統が存在していて、研究者の中では、茎や葉に、ビタミンやミネラルなどの栄養成分が豊富に含まれていることは、広く知られていました。しかし、えぐみと青臭さから食べられていなかったので、食べられるものをつくることが研究者の長年の夢だったといいます。研究センターの吉本博士は、夢の実現の為、膨大な数の品種を組み合わせては、栽培をするという、気の遠くなるような研究を繰り返していきました。そして平成10年から続けられてきた研究の末、新たな品種『翠王(すいおう)』。食べられる甘藷若葉は誕生しました。翠王は味が改善された上、甘藷若葉のもつ豊富な栄養素も保っていたのです。

翠王(すいおう)は鉄・カルシウム・カリウムなどのミネラルはホウレンソウより多く含み、ビタミンB2に関してはトマトの8.5倍です。そして食物繊維など、現代人に不足しがちな栄養素も豊富に含んでいることが研究によりわかり、加工品の原料として利用する以外にも、野菜として食べて欲しいという思いで、翠王(すいおう)を品種登録しました。

すいおう(甘藷若葉末)の効果効能、人のチカラ

翠王(すいおう)作りに思いを込める人々

翠王(すいおう)作りに思いを込める中尾さん翠王(すいおう)安心・安全の要素生い茂った翠王(すいおう)の葉。風に揺れる翠の葉には、農家の人々の思いが込められます。農薬はもちろん、化学肥料は一切使わず、堆肥等の肥料のみを使って栽培しています。さらに周辺圃場からの農薬飛来の対策も行っているという徹底ぶり。「イモは作っていても、葉や茎を作るのは始めてだったので、毎日畑にでて、虫に食われてないか?色が変わってないか?と心配でしたね」と、中尾さんは語ります。除草剤も使用しないため、雑草防止策として、何度も土を耕したり、土壌表面をフィルムで覆うなどの工夫がとられています。翠王(すいおう)の栽培に必要な水分は、雨のみから補います。大地にしっかり根を張る翠王(すいおう)は、土の中の水分や養分を吸収する力が強いため、水分は自然のもので十分。まさしく自然の恵みです。しかしその分、雑草や害虫、大雨など、自然の厳しさに涙したこともあったといいます。計画通りになどいかないのが農業。経験と情熱が全てを支えます。

翠王(すいおう)を独自素材として扱う、東洋新薬有機農産物栽培者の会の生産行程管理責任者、三島さんは農家と毎週ミーティングを行い、毎週すべての圃場を見回り、問題がないか確認しています。現場に来て、実際に翠王(すいおう)を見ながら、育成状態や天候について打合せするそうです。圃場周辺の自然環境サイクルを利用して、農薬や化学肥料を使わずに栽培し、圃場の全作業記録を2年以上とるなど厳しい条件と審査を経た結果、2006年に有機JAS農作物認定を受けました。三島さんは契約する農家に日々の作業記録からトラクターなどの農業機械や資材の管理まで、細かい指導を行いながら一緒に有機栽培に取り組んでいます。

「火山灰の土を多く含む阿蘇や鹿児島の土壌が適しているということで、その土地の農家の皆さんと翠王(すいおう)作りを始め、生産から流通までの過程を追跡できる『トレーサビリティシステム』の強化にも注力し、品質管理体制の充実に努めています」と、翠王(すいおう)づくりのこだわりについて語るのは東洋新薬の服部社長です。

すいおう(甘藷若葉末)の製造工程

原料すいおう(甘藷若葉末)の製造工程

初夏、翠王(すいおう)の収穫が始まります。収穫は流れ作業で行われます。チームワークが求められる作業ですが、作業員は皆キャリアを積んでいるためスムーズにこなされ、その後車でおよそ30分の距離にある東洋新薬の熊本工場に2時間以内に出荷されます。

自然の恵みをたっぷりと詰め込んだ新鮮な翠王(すいおう)が工場に運ばれ、有機JAS農作物認定の格付けをされた翠王(すいおう)が加工されていきます。工場自体も、有機JAS加工食品製造認定を取得し、有機JAS規格に基づいた生産体制がとられています。工場長の岸川さんは、農家で大事に育ててきた翠王(すいおう)を、消費者に安心・安全に届けるのが務めだと語ります。東洋新薬は、提供する商品の品質やサービスにおける顧客満足度の向上を目的とした国際規格の認証を2007年に取得しました。品質マネジメントシステムも導入し、厳格な衛生管理体制のもと、確かな品質の商品づくりに取り組んでいます。熊本工場に運ばれてきた翠王(すいおう)は、まず鮮度のチェックや混入物がないかなどのチェックが入ります。最新の技術を投入しているこの工場でも、この異物検査だけは人の目で丁寧にチェックしていきます。その後、洗浄された翠王(すいおう)は1ミリ程度の大きさに粉砕されます。そして、加熱処理された翠王は、次の佐賀県、東洋新薬鳥栖工場へと運ばれるのです。

鳥栖工場では、翠王(すいおう)をさらに細かく粉砕していきます。粒子のように細かくなった翠王(すいおう)は、他の食品にも混ぜやすく、加工品の原料として利用する他、料理などにこのまま使うこともできます。

すいおう(甘藷若葉末)の効果効能、真・新のチカラ

九州沖縄農業研究センター機能性利用研究チーム,吉元先生近年では農産物や天然植物の機能性研究も進み、それに関連した学会も数多く開かれています。2008年3月26日、愛知県名古屋市の名城大学で開催された『日本農芸化学会2008年度大会』において、九州沖縄農業研究センター機能性利用研究チーム長である吉元先生と、東洋新薬が共同で、甘藷若葉『翠王(すいおう)』に血糖値の上昇を抑制する効果があると発表しました。

生活習慣病に効果を発揮するすいおう(甘藷若葉末)

すいおう(甘藷若葉末)の効果効能生活習慣病の一つとして恐れられている糖尿病。厚生労働省が行った国民健康・栄養調査では、高血糖の人口は、およそ2600万人でした。これは日本人の4人に1人に値します。そこで研究チームは、朝起きて最初の食事をとる前に、翠王(すいおう)を食べてもらった方と翠王(すいおう)を食べない方で血糖値の比較を行う実験を実施しました。結果、翠王(すいおう)には血糖値の上昇を抑える効果と血糖値を低下させる作用が明らかになったのです。

また、加齢やストレス、運動量や気温の変化にも影響されやすい血圧。高血圧が長い間続けば、動脈硬化を基礎とした様々な合併症を引き起こす要因となります。研究の結果、翠王(すいおう)には血圧の上昇を抑制する効能があることが分かりました。

翠王(すいおう)の効果効能はこれだけにとどまりません。肥満やアルコールの過剰摂取が主な原因といわれる、脂肪肝。肝炎や肝硬変への進行にもつながる恐れがあります。翠王(すいおう)は、肝臓への脂肪蓄積を抑制する働きがあることが明らかになりました。

生活習慣病やメタボリックシンドロームが社会問題になっている今、血糖値を下げるなどの効果が明らかにされた甘藷若葉『翠王(すいおう)』。食の安全性への不安が広がる中、無農薬で有機食品づくりにこだわっている職人たち。今日も農家の人々が甘藷若葉末『翠王(すいおう)』の収穫に精を出します。