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黒酵母発酵液の効果効能、黒酵母発酵液のチカラ

黒酵母発酵液の工場がある宮崎県黒酵母菌が発見されたのは今からおよそ30年前。
その黒酵母から人の手で生成された発酵液には、
驚くべき効果効能が眠っていたのです。

日本人の三大死亡原因であるがん、心臓疾患、脳卒中。昭和56年以降、死亡原因1位のがんは、平成19年には、全死亡者に占める割合が30%に達し、3人に1人ががんで死亡しました。そのがんに対する効果が期待されている成分が、黒酵母発酵液には多量に含まれていました。それはβグルカンと呼ばれ、糖が長くつながった構造で、人の免疫機能を活性化させる働きを持つ注目の成分だったのです。そして人のすべての細胞に存在し、健康を左右するといわれる糖鎖との関係とは。

小さな酵母菌が作り出す発酵液には、人が生きていくために必要な多くの機能性が宿っていました。様々な可能性を秘めた原料、黒酵母発酵液。その驚異のチカラに迫ります。

医学界も注目の原料、黒酵母発酵液の正体

黒酵母発酵液の主成分,βグルカン今、医学界はもちろん、さまざまな分野で注目を集めている黒酵母培養液。酵母といえば、パンやお酒の発酵に使う細菌ですが、黒酵母もその一種です。その存在が明らかになったのは今から30年前のことでした。

街に溶け込んでいる清涼飲料水の自動販売機。清涼飲料水が急速に広がった1970年代のことですが、急速な普及の裏で業界全体はある問題に直面していました。実はその問題が、黒酵母発見につながっているのです。当時清涼飲料水が白濁したり、コロイド状のものができたりする現象がありました。この物質は不明物質(unknown matter)と呼ばれ、当初はその正体が明らかにされていませんでした。

黒酵母発見者である門田元一さんはそれに微生物が関与するのではないかと考え、研究を進めた結果、黒酵母を発見するに至りました。専門機関の共同研究により発見された黒酵母。清涼飲料水を白く濁らせていたのは、この菌の仕業だったのです。この微生物が作り出したジェル状物質の研究過程こそ、黒酵母発酵液の歴史そのものなのです。

ジェル状の黒酵母発酵液の主な成分は、黒酵母菌が体の外へ分泌した水溶性のβグルカンを主体とした発酵グルカンです。黒酵母発酵液に含まれるβグルカンは繊維状の物質で、糖が数万から数百万個もつながってできているそうです。

黒酵母発酵液に含まれるβグルカンのチカラ

黒酵母発酵液の汚水浄化の効果特異な構造を持つ黒酵母発酵液をどう利用すればいいのか、その利用法を産み出したのは、発見者の門田さんでした。門田さんは、黒酵母発酵液を農産業に利用できないか考え、研究を進めた結果、畜産排水を浄化する効果があることを発見したのです。汚水に黒酵母発酵液を混ぜると黒酵母がコロイドを作り、汚濁物質を水から分離する、個液分離の現象が起きます。この現象は黒酵母発酵液の主成分であるβグルカンの働きによるものです。汚濁物質が固体となり、沈殿し、その結果水がきれいになるのです。

さらに門田さんは、黒酵母発酵液を服用すれば人の腸も浄化できるかもしれないと考え、牛やブタへのアプローチを開始しました。通常牛には餌として草を食べさせるのですが、反芻活動のため牛の餌には鋸くずを使用しています。しかし、飼料に鋸くずを混ぜた場合、牛が腸ねん転などを起こし死んでしまうことがあるそうです。ところが、鋸くずに黒酵母発酵液をまぜると牛が正常に成長するそうです。このことから30年近くもこの餌を使用した牛の飼育を行っているそうです。

黒酵母発酵液の汚水浄化の効果黒酵母発酵液は精製がしやすく量産ができる上、人間にとって有益な成分が含まれています。さらに、副作用がないためたくさんの量を摂取しても体に害がありません。清涼飲料水の邪魔者扱いだった白濁物質は、動物や人に役立つ機能性を持つ黒酵母発酵液として大量に培養することが可能になりました。

黒酵母発酵液の効果効能、人のチカラ

黒酵母発酵液の免疫力増強の効果

黒酵母発酵液による免疫能の活性実験、抗腫瘍実験人の健康を大きく左右するのが免疫力です。このチカラが衰えれば、体外から入ってきた敵の侵入を許し、健康を害する結果となります。同志社大学生命医科学部の長谷川教授は、黒酵母発酵液が人の免疫力を高める可能性についての研究を行ってきました。

黒酵母発酵液は分子量が非常に大きいため、摂取した際に腸を刺激し、白血球のひとつであり、体内の細菌や異物を攻撃する役割を持つマクロファージを集結させます。すると、サイトカインにより全身の免疫能力が向上し、弱っていた体が元気になるのです。がん細胞やウィルス感染細胞を攻撃するNK細胞=ナチュラルキラー細胞。ネズミによる免疫能の実験では、黒酵母発酵液を10日間投与したとき、攻撃するチカラがおよそ2倍になることが認められました。

岡山県浅口市に黒酵母発酵液の製造工場があります。1トン単位で培養できる巨大な培養タンクの中で、水と米ぬかなど天然由来の栄養素を培地に黒酵母は育ちます。ここで製造される黒酵母発酵液は、優れた自然環境と熟練した人の手から生み出された産物です。

今、注目されている糖鎖との関係についても明らかになってきました。私達を作るすべての細胞の表面から髭のように伸びた糖の鎖が糖鎖です。糖鎖は、生命を維持するために極めて重要な役割を担っています。老化などで糖鎖に異常が起こると、免疫力が低下し病気にかかりやすくなることがわかっています。黒酵母発酵液は、この傷ついた糖鎖を修復するというのです。黒酵母発酵液の繊維が傷ついた糖鎖にからみついて修復し、異常を食い止めることができるそうです。

さらには、黒酵母発酵液がネズミに自然発生した上皮がんの成長を抑えることも認められました。黒酵母発酵液を投与したがん細胞は、容積が増えるのに時間がかかり、成長が抑えられるのです。長谷川教授は黒酵母発酵液の抗酸化作用から放射線を防御する機能があることもつきとめました。放射線は体内の酸素を活性化させ、老化を促し、病気の原因となります。しかし抗酸化作用のある黒酵母発酵液はその酸素を除去する効果があるため、放射線が当たっても活性酸素ができにくく、細胞が損傷を受けないのです。

黒酵母発酵液の効果効能、真・新のチカラ

大きな可能性を秘めた原料、黒酵母発酵液

黒酵母発酵液の犬のアトピー性皮膚炎に対する効果福岡県福岡市に黒酵母発酵液などのサプリメントを治療に役立てている先生がいます。クリニック細井皮膚科を開業している細井先生です。細井先生は7年ほど前から末期がん患者の治療を行っており、その治療にサプリメントを用いているといいます。がん細胞は1日に約3000生まれていると言われています。細井先生はサプリメントの効果で、人が自らもっている免疫力、自然治癒力を高め、根本から健康な体を作り、がん予防しようという考えをもっています。

岡山県倉敷市。このエリアの幾つかの動物病院が、ペットの治療に黒酵母発酵液を使っています。黒酵母発酵液を治療に用いている病気とは、最近ペットでも増えているアレルギー性のアトピー性皮膚炎です。鳥越動物病院の鳥越秀二先生が犬のアトピー性皮膚炎の治療に黒酵母発酵液を用いたところ、1ヵ月後、まず黒い部分がなくなり、さらに1ヶ月たつと毛も生えて驚くほどの回復したのです。黒酵母発酵液は副作用がなく、自然の力で免疫力、治癒力を高めることから、薬を使用するより体に良いといいます。鳥越先生は黒酵母発酵液のみで治療するケースも増えてきているそうです。

黒酵母発酵液による自然の力で免疫力・治癒力をアップ同じ倉敷市内のジュンペットクリニックの岡本院長は、2006年岡山県内で実施した犬のアレルギー性皮膚炎の食事による投与試験の結果をまとめ、翌2007年岡山市で開かれた「小動物獣医学会」で発表しました。倉敷・岡山の13の病院で試験を実施したところ、すべての事例で効果が見られたそうです。犬のアトピー性皮膚炎の治療で、その効果が認められた黒酵母発酵液。人間のアトピー性皮膚炎への作用にも、期待がもたれます。

黒酵母発酵液の精製工場では、新たな機能性の研究も進められています。今からおよそ30年前に発見された黒酵母の発酵液は、さまざまなシーンでさらによい結果を生む大きな可能性を秘めた原料だったのです。