番組トップページに戻るこれまでの放送一覧に戻る

シイタケ菌糸体の効果効能、シイタケ菌糸体のチカラ

シイタケ菌糸体クリーム今、人気のドクターズコスメ。首都圏のクリニックなので患者さんに評判のドクターズコスメを見つけました。そのクリームの中に光る金色の粒はこれシイタケの菌糸体から抽出したエキスが含まれている粒です。

シイタケ菌糸体とはいつも見慣れたシイタケの見えない所、いわばシイタケの根っこに相当します。食品の6大成分がシイタケには含まれています。そのシイタケよりさらに豊富な栄養素がたっぷり詰まったシイタケ菌糸体は人の免疫力を高め、健康を維持するために必要な様々な力を持っていたのです。そのまま食べても吸収できない、シイタケ菌糸体の力を引き出すことに成功した、人のチカラとは。2.5℃前後と言う低い温度に保たれた部屋に置くことで、菌糸体のさらなるチカラを引き出す低温ショックとは。人を元気にする、シイタケ菌糸体の、驚くべき力の真髄に迫ります。

シイタケ菌糸体のもつ豊富な栄養成分

シイタケ菌糸体の正体 生シイタケとシイタケ菌糸体の栄養成分比較秋の恵みキノコ。中でもシイタケは私たち日本人にとって、もっとも馴染み深いものといえます。古くは室町時代から食用として珍重されてきました。本格的な栽培が始まったのは今からおよそ400年前の江戸前期ですが、今では一年を通して食べることのできる食材です。古くから食されてきたシイタケには何にでも利用できる「うまみ」や豊かな「香り」、肉厚の「食感」といった特徴のほかに、優れた栄養素という魅力も兼ね備えています。それも長年愛されてきた理由の一つなのかもしれません。カロリーも低く、コレステロールなどの排出に役立つ食物繊維も豊富ですが、そのシイタケよりさらに優れた栄養成分が含めれているのがシイタケ菌糸体です。

漢方医薬研究振興財団の理事で薬学博士の杉山さんは食品の持つ栄養成分や疾病と食との関係等について長年研究を続けてきました。普段私たちが食べているのはシイタケの子実体と呼ばれる部分。根っこの部分は菌糸体と呼ばれ、木の中に根を張ったように広がり、栄養成分を吸収し子実体に送り込む役割を果たしています。シイタケ菌糸体は栄養成分が非常に豊富で、生のシイタケと比較するとその差は明らかです。人間の必須栄養素であるたんぱく質は生シイタケを1とした場合、対するシイタケ菌糸体に含まれる量は8倍。カルシウムは、およそ46倍、鉄分に至っては、なんと、およそ188倍の数値を示す結果が出ています。

さらに、シイタケ菌糸体には人の健康に有効な様々な成分が含まれています。免疫力を高めるBグルカンの他、抗ウイルス、抗酸化作用のあるリグニン、血圧を下げる作用のあるエリタデニン等が含まれています。これらの成分が複合的に作用し、さらに優れた有効性を示すことも研究されています。Bグルカンは人の免疫作用に有効であることがわかっています。多糖たんぱく質は免疫機能を向上させることがわかっていますが、向上した免疫作用のベースとなる細胞活性の向上にβグルカンは作用すると言われています

シイタケ菌糸体の様々な機能性

埼玉県東松山市にある大東文化大学では、スポーツ・健康科学部の岡田教授は、人の免疫力とシイタケ菌糸体の関係に注目し、その機能性を研究してきました。昔からキノコ類は悪性の腫瘍に効果があると言われてきましたが、こうした高い免疫賦活作用ががん細胞に対して優位に働くことが明らかになってきたのです。マウスを用いた実験では、毎日シイタケ菌糸体を接種しているマウスは、15日後までがん細胞の体積にほとんど変化はなく、その後も体積の増加が抑えられていることが確認されました。

シイタケ菌糸体によるガン細胞増殖抑制作用 シイタケ菌糸体のメラニン生成制御作用

今年の夏、東京日本橋のデパートで開かれた美と健康フェアのイベントに杉山さんはキノコと美白の関係と題した、講演を行いました。シイタケ菌糸体のクリームには新陳代謝を整え肌の細胞を活性化させる作用があり、シイタケ菌糸体を塗布することにより皮膚の血流量が増加することが研究によりわかっています。血流量が上がるということは、身体に栄養成分が回りやすいということにもつながります。栄養成分が行き渡ることにより皮膚の代謝が良くなるのです。もちろん細胞への悪い影響はみられません。

紫外線によるメラニン色素の増加を抑える効果も確認されました。メラニンの生成を抑制する作用についての実験も行われています。人の皮膚細胞を使って調べた実験では、シイタケ菌糸体のクリームを塗り続けた結果、7日後、10日後ともに、メラニン色素の生成が抑えられている事が分かりました。美白効果の高い化学物質、アルブチンと同等以上の作用が認められたのです。

シイタケ菌糸体の効果効能、人のチカラ

熟練した独自技術で製造されるシイタケ菌糸体

現代人に広がる目の悩み

菌糸体のチカラを引き出す低温ショック培養の最終段階で、培地を低温室と呼ばれる部屋に移動させます。こちらの培養室は、気温が2.5℃しかありません。この低温環境で20日間培養し菌糸体を活性化させます。培地に低温ショックを与えることで強い菌だけが生き残り、より質の良い菌糸体エキスが抽出できるそうです。

栃木県宇都宮市にあるシイタケ菌糸体の製造工場を訪ねました。バガスというサトウキビの繊維と脱脂米ぬかを入れた培地に、厳選されたシイタケ菌を接種し、7ヵ月かけて育てます。成長過程を並べてみると、菌糸体の白い部分が増えていくのが分かります。温度や湿度、明るさ、通気性などが整えられた環境の元、時間をかけて培養されます。

シイタケ菌糸体培養の様子

シイタケ菌糸体の製造工程

抽出の前に培養の状態を確認する厳重な検査が行われます。熟練の技術者が中を割って、雑菌の繁殖など異常がないかどうか肉眼でもチェックします。この中にはシイタケ菌糸体の成分だけではなく、菌糸体が分解生成した代謝産物も豊富に含まれています。検査を受けた菌糸体は細かく砕かれていきます。抽出に使われるタンクの中では菌糸体に水を加え、タンパク質を分解す、酵素などとかき混ぜて抽出が進みます。酵素反応を用いるこの独自の特許製法により、シイタケ菌糸体とその代謝物の成分が余すところなくエキス化されるのです。抽出された後ろ過され、高純度で体に吸収されやすい、シイタケ菌糸体抽出液の完成です。その後、抽出液は最新鋭の装置により、10倍に濃縮され、その優れた成分を損なわないように凍結乾燥され粉末化されるのです。

シイタケ菌糸体の製造工程

この独自の製造技術の開発の裏側には、40年程前からシイタケ菌糸体の研究に取り組んできた人の技がありました。製造工場の代表の長岡さんは2000種類ものシイタケ菌の中から、ただ1種類の菌を選び出した人物です。製造上、特にこだわっているのは水だといいます。シイタケ菌糸体の製造には酵素を使用していますが、酵素の種類によっては鉄分を含んだ水を使用するとそれが阻害物質となり、品質に影響するそうです。そのため、鉄分の含まれていない宇都宮の水が製造に適していたと言います。

シイタケ菌糸体の効果効能、真・新のチカラ

エビデンスに基づくシイタケ菌糸体の効果効能

シイタケ菌糸体の機能性に関しては、様々なエビデンスが得られています。人の体の中で重要な役割を担っている臓器が肝臓です。体内の科学工場と言われ栄養分を分解したり、有害物を解毒したりと、休むことなく働いています。シイタケ菌糸体には、この肝機能を整え、改善する作用がありました。C型慢性患者を対象に肝機能を調べた臨床試験では、肝臓の炎症の度合いを示すALTの血中濃度がシイタケ菌糸体の抽出エキスを飲み続けた結果、8週間後には低下し、その後も低い数値を示し、改善作用が認められました。ASTの血中濃度も、8週間後には低下する、改善結果が認められたのです。

シイタケ菌糸体の肝

神奈川県横浜市にあるかとうクリニックで、がん患者の生活の質、QOLの向上にシイタケ菌糸体を取り入れている、加藤院長。乳がんの女性で抗がん剤の長期投与により皮膚荒れがひどく、手足症候群にまで悪化した患者にシイタケ菌糸体クリームを使用した治療を行っています。手足症候群とは皮膚が荒れて、角質層がひび割れてくると言う状態。シイタケ菌糸体のクリームを使った患者は、この女性はクリームを使い始めて3週間後にはひび割れなどの症状の改善が見られました。さらに別の患者の場合は、塗り始めて1週間で皮膚症状の顕著な改善が認められたのです。患者は乳がんの患者は抗がん剤の使用をやめなくても皮膚の状態を改善することができたのです。皮膚の局所で欠乏しているものを補うことで健康な肌に近い状態に持っていけるといいます。副作用のある薬より、シイタケ菌糸体のような安全性の高い健康食品に置き換える時代が到来したのだと、加藤院長は言います。

シイタケ菌糸体の手足症候群の症状改善作用

最新の研究では、月経困難症など女性の健康への作用も明らかになってきました。月経困難症が増えている背景には現代人の食生活の乱れが隠されていました。現代人の食事に多く含まれるリノール酸など、酸化したものを多く摂取することで炎症系の物質が体内で増えていると言います。炎症系の物質が大きく作用するのが、女性を悩ませる生理痛。痛みを抑える鎮痛剤は対処療法になっていますが、月経困難症の根本的な原因は排除されません。症状を改善するためにはバランスの良い食生活が大きな鍵となりますが、身体に必要な栄養素が豊富に含まれているシイタケ菌糸体は食生活の面でも期待がもたれています。

シイタケ菌糸体の使用について行ったアンケート調査では、5231人の女性が回答し、ほぼ7割の女性が、シイタケ菌糸体を飲み始めた結果、月経痛の改善が見られたと答えました。また、憂鬱感や悪心・嘔吐が改善したと言う人もほぼ7割に達したのです。毎月ひどい月経痛で、鎮痛剤を飲んでいる女性8人に対する調査では、シイタケ菌糸体の摂取を始めて、全員鎮痛剤の使用量が減ったと言う結果が出ました。シイタケ菌糸体の自律神経への作用など、そのメカニズムの研究が進められています。

シイタケ菌糸体の月経困難症改善作用

シイタケの根っこの部分に相当する、シイタケ菌糸体の力。食べても消化吸収出来なかったその力を、長年の研究と開発により抽出エキスとして余すところなく引き出せるようになりました。シイタケ菌糸体はストレスの多い現代社会を元気に生き向くために、今まさに注目のサプリメントだと言えるでしょう。