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トンカットアリの効果効能、トンカットアリのチカラ

トンカットアリの原産国、マレーシア「総合的に調子が思わしくない」、「神経質になった」、「性的能力の衰え」など、これらの症状は男性更年期の一部とされています。更年期の男性のからだや心、性に作用する新しい機能性食品、トンカットアリが今注目されています。

トンカットアリは熱帯地方に生息しているニガキ科の植物。ツインタワーなど高層ビルが立ち並ぶマレーシア・クアラルンプールでは、スーパーの売り場に並ぶコーヒーに入っているほか、カプセルも売っています。古くから、「神様の杖」と呼ばれ重宝されてきた漢方、トンカットアリの根っこにたっぷり詰まった驚くべきチカラの真髄に迫ります。

マレーシアで国民的な人気の機能性食品、トンカットアリ

ハーブとして書物に掲載されているトンカットアリ マレーシアでは国を代表する天然ハーブとしてよく知られているトンカットアリは、しっかり根付いた根っこが特徴の中型の潅木です。その根には熱帯雨林を育てた大地の栄養が詰まっています。

マレーシアで親しまれているトンカットアリのお茶マレーシアの首都クアラルンプールではトンカットアリの成分が入ったインスタントコーヒーなど様々な商品が取り扱われています。ドラッグストアーでも数多くの商品が陳列され、トンカットアリは国民的な人気の高さです。

東京八王子市にある東京薬科大学の竹谷教授は、1980年代からトンカットアリの研究をしています。熱帯雨林に近い環境が作られている大学の薬用植物園展示温室ですが、残念ながらトンカットアリはなく、日本では見られないようです。トンカットアリが、8メートルから15メールまで成長するのには10年ほどかかると言われています。トンカットアリの根の部分にはニガキ科植物独特の苦味成分、カッシノイドが豊富に含まれているため、口にすると強い苦味を感じますが、苦味が強いほど良質のトンカットアリとされています。マレーシアではお茶のように煎じて飲むことも多いそうです。

万能薬として知られるトンカットアリの優れた効果

トンカットアリは非常に滋養強壮の効果が高いとされているため、男性の強壮薬としてマレーシアでは有名ですが、それだけでなく、疲れた時や身体の調子が悪い時に煎じて飲む、万能薬として用いられています。マレーシアで研究され、確認されているトンカットアリの機能性には、様々なものがありました。過去に行った実験では、トンカットアリ摂取を摂取したマウスは精子の量が増える、また交尾の回数が圧倒的に多くなるなどの結果を得ています。マレーシアで男性30人を対象に行った臨床試験では、トンカットアリを3週間連続して摂取した8割近くの人が、最も活性の強い男性ホルモン遊離テストステロンの量が増加し、性機能の向上が見られました。

トンカットアリによる男性機能向上

神奈川県横浜市にある鳥居泌尿器科の鳥居伸一郎院長は、男性の加齢や生活習慣による更年期、性機能障害の研究と医療に取り組んでいます。この1,2年でようやく、男性更年期障害の存在が一般に知れ渡ることとなりましたが、実際に男性更年期障害の問診表を元に診断した結果では過半数の男性がなんらかの男性更年期症状を抱えていることがわかっています。

男性更年期障害は男性ホルモン(テストステロン)の低下により様々な症状が現れます。その原因には加齢現象も含まれますが、身体全体的な加齢ではなく、ある一部の機能が極端に、または平均レベルより落ちてくるのを治療するのが男性更年期治療の一般的な考え方だそうです。漢方も含め、ホルモン作用を持っている機能性食品はほとんどありませんが、男性機能を上げるための食品としてトンカットアリは有効であると思われます。実際に、マレーシアでの臨床試験では、トンカットアリを3週間連続して摂取した人は、肉体的、精神的、性的に関するいくつかの質問で、総スコアが82%、性に関しては実に91%の改善が認められました。

トンカットアリの効果効能、人のチカラ

特殊技術を駆使したトンカットアリ粉末

特殊技術を使ったトンカットアリ粉末の製造機能性食品としてトンカットアリを日本で扱う企業アイビーティジェイの副社長長谷川さんは、日々の多忙なスケジュールで疲労がたまっていた時にトンカットアリを紹介され、その存在を知ったそうです。クアラルンプールの郊外にある、トンカットアリの原料製造会社ファイテス社の工場では、すべて政府の管理のもと製造が行われます。採取から在庫管理、製造加工、販売に至るまで、すべて国が管理しています。また、トンカットアリは希少価値の高い植物で、熱帯雨林に自然に生息しているトンカットアリを見つけることは難しいそうです。

岐阜県本巣市にある企業、一丸ファルコスは、化粧品や健康食品、医薬品などの原料の研究製造、販売を行う会社です。2006年に健康食品製造での高い安全基準である健康食品GMPの認証を受けました。工場では、トンカットアリ粉末を精製し、食品として摂取する際に身体に吸収されやすい状態に加工します。

原産国マレーシアから届くトンカットアリが粉末になるまで

マレーシアから届くトンカットアリが粉末に精製されるまで

製造上の高い品質を確保するために、工場内ではさまざまな工夫がなされています。ダンパーの開閉で空気の流れを整え、工場内の空気を清潔に保つために、内部の圧力を調整する空調制御システムを完備しています。マレーシアから届くトンカットアリは、まず抽出され凍結乾燥されますが、工場ではその原材料を再生成、製品化を行います。徹底した安全性の管理のもと、特殊技術により、人の体に吸収されやすいパウダーを製造します。さらに工場では、安全性の高い最終製品の出荷のために各種試験などを行う広大なスペースと設備のもと徹底した品質管理がおこなわれています。そこで行われる品質管理は、今までさまざまなハーブや健康食品を取り扱ってきたノウハウが生かされています。においセンサーを使用し、においという主観的な要素を数値化して客観的に扱うことで、品質のばらつきを抑えます。最終製品の出荷は、コンピュータ制システムにより管理され、自動的に仕分けされます。

原料の入庫から製造、出荷まですべての過程で製品の安全と一定の品質を定めた規則とシステムである、GMPの認証を受けている工場は、常にお客様の目線で、安心・安全なものを出荷するよう心がけているといいます。

トンカットアリの効果効能、真・新のチカラ

研究が進むトンカットアリの有効性

食品以外のトンカットアリの利用

マレーシアでは、トンカットアリの根を削って作った器が売られています。お酒などを注ぎ、その成分が抽出されたものを飲むことができるよう、工夫された器です。

工夫されたトンカットアリの器

もともとガンについて研究していた東京薬科大学の研究所では、ガンの有効成分を追い求めた結果、トンカットアリの苦味成分であるカッシノイドに出会いました。その苦味には抗マラリア作用があると言われ、マレーシアではマラリアの予防薬としても用いられています。実際にマラリアに対する有効性について、専門家が実験を行った結果、トンカットアリのカッシノイドはマラリア菌に対し、殺菌性があることがわかりました。トンカットアリは万能薬といわれていますが、その有効性に関しての研究は今後も行われていくでしょう。

トンカットアリの疲労蓄積抑制作用

トンカットアリのさらなるチカラを探るために行われた動物による疲労の蓄積の実験では、マウスを走らせて、疲労の蓄積で休んだ回数を計測しました。その結果、トンカットアリを3日間摂取したマウスは、休んだ回数が摂取していないマウスの半分程度にまで減少したのです。

研究が進むトンカットアリマレーシアでは、トンカットアリを使用した食品の数が年々増えており、トンカットアリ熱の高まりを感じられます。男性の滋養強壮剤、精力剤として大きな期待がもたれています。少子化が進む日本で、男性機能の回復や不妊の治療に有効性のある食品として注目されるでしょう。神様の杖と呼ばれたトンカットアリのチカラを、安全な健康食品の形で届けようとする企業や人のチカラ。私たちは今そのチカラを最大限に活用できるのです。